自転車がパンクする原因とは?自分でできる修理法も解説!

自転車に長く乗れば、誰しもがタイヤのパンクを経験されているかと思います。
また、自転車に乗る頻度にもよりますが、頻繁にパンクしてしまう人と、パンクの回数が少ない人との間に差があることをご存知ですか?今回は、パンクをするときに考えられる理由と対策法についてご紹介します。
ぜひ参考にしてください。

自転車のパンクを繰り返してしまう人に共通する原因とは

自転車のパンクを繰り返してしまう人に共通する原因とは

自転車のパンクを何度もしてしまう人は、自転車のチューブや部品が劣化するスピードを把握していないのかもしれません。タイヤに空気を入れる頻度、チューブの状態、普段どういった道を通っているかを把握することで、自転車がパンクする原因を極力抑えることができます。
パンクしてしまう原因を理解すると、余計な修理費をかけず、自転車を快適に使用できます。

ケース1|空気を入れる頻度が極端に少ない

自転車の空気を満タンに入れていたとしても自然と空気は抜けてしまいます。
空気が入っていない状態で自転車をこいでいると、ちょっとした段差でもチューブがグニャっと曲がりやすくなります。そのため、道中でチューブに傷がつきやすくなってしまうのです。空気の入れる頻度が少ないと、中途半端な空気を入れた状態のままこぐ機会が多くなってしまいます。空気を入れる頻度は、走行距離にもよりますが、最低でも二週間に一回は入れるようにしましょう。

ケース2|同じチューブを何度も修理している。

初めて自転車のパンクをした時、チューブに空いた穴をふさいで終了です。
この方法を何度も繰り返してしまうと、チューブ自体の耐久性が下がってしまうのです。パンクをした時、埋める作業はせいぜい一度か二度までにしましょう。何度も同じチューブを使用している人は、新しくチューブを購入することをおすすめします。チューブを買う方が高くなると思われがちですが、修理頻度が高い方が結果的に時間も費用もかかってしまいます。チューブを新しくして自転車を長く愛用してください。

ケース3|鋭利な異物がタイヤに刺さってしまった場合

自転車のタイヤに何かが刺さるということも、自転車のパンクでは良くある話です。
この場合、穴が開いたチューブを変えるだけでは意味がありません。ゴム部分の内側、外側を確認して、パンクの原因となった鋭利な異物を取り除きましょう。

異物の種類はさまざまです。ガラスの欠片や、金属片、植物などの細い枝、砂利など、自転車で走る道によって違いますので注意してください。異物を取り除く際は、チューブまで貫通させるほど固く、鋭利である場合がほとんどです。そのため、必ず軍手を着用して作業しましょう。

ケース4|経年劣化したリムテープにより、チューブが傷つきやすくなってしまう

自転車のホイールとチューブの間に、リムテープという、テープ状のシールが貼られています。
チューブを直接はめてしまうと傷がつきやすくなってしまうため、そのクッション代わりとしてリムテープが必要になるのです。このリムテープが経年劣化をすると、柔軟性がなくなり、凹んだり、薄くなったりしてしまいます。そうなるとせっかくチューブを新しく交換したとしてもパンクするリスクが高まってしまうのです。

パンクかどうかをチェックする際は、念のためリムテープの状況もチェックするようにしましょう。この作業自体はパンクを直すことよりも手間がかかってしまうため、交換を促してくれる自転車屋は残念ながら少ないです。こちらからリムテープの状況を店員さんに質問しなければ、積極的に交換をしてもらえる可能性は低いので、必ず申し出るようにしてください。

自転車のパンクを直す方法

自転車のパンクを直す方法

自分で作業をすることで、その分のコストも軽減することができます。
パンクの修理は覚えてしまえば全く難しくないので、ぜひ、チャレンジしてみてください。ここでは、チューブに穴が開いてしまった時の対策をご紹介します。

自転車のパンクで必要なものとは

最近では、安価で修理キットを入手できる時代になりました。100円均一ショップでも見かけます。チューブに穴が開いてしまったとしても、傷口をふさぐパッチが修理キッドの中に入っているため、非常に便利です。この他に、水や雑巾、軍手なども準備しておきましょう。

部品を外す

自転車のパンクを直すためにタイヤからチューブを取り出す必要があります。そのためには、一つ一つの部品を丁寧に取り外さなければなりません。
まず、バルブ(空気を充填する際の入り口となる部品)とそれに付随するゴムキャップ、ナットを外します。それぞれが小さな部品なので失くさないよう注意しましょう。
次に、タイヤとフレームが結合されている状態であるので、これもバラします。タイヤをフレームから外すのは若干力がいりますが、女性でもできるのでご安心ください。

チューブを取り出し、穴の位置を特定する

タイヤさえ外れれば、普段見ることができないチューブを確認することができます。チューブやリムテープが経年劣化していないかを確認しましょう。チューブやリムテープ薄くなっているかどうかは、チューブを外した時に粉が吹いているかを確かめてください。粉の色によって、どちらが薄くなっているかも把握できます。
チューブが取り出せたら、水を張った器にチューブを入れることで、傷のある個所を確認できます。泡がブクブクと出る箇所があれば、そこが傷です。

穴が開いている個所を加工する

穴が開いた個所の修復作業に移ります。穴が開いていた個所を特定できたならば、その部分にヤスリをかけて、なるべく傷跡を平らにしましょう。ヤスリのカスをふき取るのも忘れないでください。
次に、その上にゴムのりを塗りましょう。ゴムのりは傷口をさらに平らにし、後に貼るパッチをなじみやすくするためです。パッチを密着させて貼れば、タイヤを再度はめ込んで完成です。作業工程はそこまで難しくないのですが、初めのうちは慣れないので不安な点が多いことでしょう。そういった時は手間賃がかかっても近くの自転車屋で修理することをおすすめします。

まとめ

出先で自転車がパンクしてしまった時は、本当に困ってしまうものです。同じ過ちを繰り返さないために原因を追求することができれば、自分が自転車にどうダメージを与えているか把握できます。自分の乗り方の癖を知り、長く乗り続けられるようにしましょう。
サイクルメンテナンス&カフェWINDY」はスポーツバイクから一般車まで、自転車を幅広く販売、修理しております。パンク修理はもちろん、他店で購入された自転車でもメンテナンスや修理を承ります。自転車でお困り事のある方は、どうぞお気軽にご連絡ください。